Notícias de Seleção 〜ブラジル代表ニュース〜 ゴラッソー連発! 怒涛のゴールラッシュでセレソン完勝。
カールスバーグ・カップ 2005 香港 1-7 ブラジル
2月9日、W杯予選のない各地では、国際親善試合が行われた。香港の香港スタジアムで行われた「カールスバーグ・カップ」の 香港×ブラジル は、世界王者ブラジルがゴールラッシュで 7-1 と香港を玉砕。FIFAランキング1位の貫禄を見せつけるかのようなワンサイドゲームを演出した。
19分にDFルッシオのゴールで先制したブラジルは、29分にDFホベルト・カルロス、前半ロスタイムにFWヒカルド・オリベイラがゴールを決めて3-0で前半を終えた。後半に入ってもブラジルの勢いはとどまることを知らず、49分MFホナウジーニョ・ガウーショ、56分FWヒカルド・オリベイラ、77分FWホビーニョ、79分MFアレックス(PK) と怒涛のゴールラッシュを展開。2005年の初陣を 7-1 の完勝で飾った。 同試合の MVP には、MFホナウジーニョ・ガウーショ ( バルセロナ所属 ) が選ばれた。49分、ホビーニョとのワンツーで抜け出してのループシュートは、実に素晴らしいファンタスティックなゴールだった。 完敗に終わった香港代表にも、開始早々の5分に先制のチャンスがあった。だが、MFウォン・ユエ ( 香港 ) の放ったシュートは枠内に飛ばず、GKジュリオ・セーザルの頭上を大きく越えてしまった。結果的に無惨な試合になってしまった香港代表。もし、MFリ・ミンのゴール ( 85分 ) がなければ、タイ代表 ( ※ ) の二の舞になるところだった。 対するブラジルにとっては最高のひとときとなった。フアン&ルッシオのセンターバック2人の連携は、フアン&ホッキ・ジュニオールのそれよりも安定感に優れていた。そして、ホビーニョとヒカルド・オリベイラという新しい2トップに可能性を見出すこともできた。FWホナウド、FWアドリアーノ、MFカカーといったスター不在の状況においても、何ら変わることのないその強さ。パヘイラにとって収穫の多い一日になったことは間違いない。 また、ホビーニョにとっては充実の90分だった。ヒカルド・オリベイラと2トップを形成したホビーニョは、持ち前の巧みなドリブルで香港守備陣を翻弄。試合になじんできた20分以降は、香港のゴールマウスを脅かしつづけていた。初先発、初の90分フル出場、初ゴールとセレソン初物尽くしのホビーニョ。セレソンA代表キャップ2試合目のこの日を、ホビーニョは決して忘れないだろう。 ブラジル代表の次の予定は、W杯南米予選第12節が行われる3月27日。ゴイアス州の州都ゴイアニアでペルーを迎える。また、3月30日にはモンテビデオでウルグアイと対戦する。南米予選の首位奪還を狙うセレソン。ブラジル国内では今、ホナウドでなくホビーニョ先発起用を唱える人が増え続けているという。
写真右上; 29分、鮮やかなミドルシュートをゴールネットに突き刺したDFホベルト・カルロスを祝福するチームメイト。下から、DFホベルト・カルロス、FWホビーニョ、MFホナウジーニョ・ガウーショ、MFゼ・ホベルト。 |