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Campeonato Carioca 2005 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

リオの今年一年を占う暗い影???  試合中にハプニング発生。
第2節 フリブルゲンセ 〜試合中止〜 ボタフォゴ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権第2節「フリブルゲンセ×ボタフォゴ」戦の試合中にハプニングが起こった。PKで先制したボタフォゴのリードで迎えた後半の開始早々に、主審のエジウソン・ソアーレス・ドス・サントス氏が突然試合中止を決定した。なんと「スタジアムの照明が明るくない」という、なんともお粗末な理由だった。

 試合は、ブラジル ( リオ・デ・ジャネイロ ) 時刻で、1月25日の19時00分にキックオフ。フリブルゲンセ×ボタフォゴが行われたのは、12,000人収容の小さなスタジアム、エドゥアルド・ギンリー ( 通称;ノバ・フリブルゴ ) だった。同スタジアムは、試合開始前から照明は多少薄暗かったとのこと。だが、現在夏真っ盛りのリオ・デ・ジャネイロでは、試合開始時刻の19時は日没前だったこともあってか、審判団も選手たちも皆、気に留めることもなかったらしい。
 日が暮れた後半の開始と当時にエジウソン・ソアーレス氏は、ボールが極端に見えにくくなっていることを察知。試合は15分間中断されたが、照明復旧のメドがつかないとわかり、エジウソン・ソアーレス氏は試合中止を決断した。現地時刻で20時25分の出来事だった。

 この事故でエジウソン・ソアーレス氏は来週月曜日に再試合を行うことを示唆しているが、このことで問題も浮上してしまった。問題の焦点は「同試合がどのタイミングで行われるか」だ。同試合は、12分にMFアベージのPKで先制したフルブリゲンセが 1-0 でリードしていた。ちなみに、試合は、後半開始直後の47分で中断、そのまま中止になっている。フリブルゲンセは48分からの再試合を希望し、ボタフォゴは得点もリセットした状態で90分の再試合を望んでいる。

 ノバ・フリブルゴのピッチに落ちた暗い影。これが原因でリオ・デ・ジャネイロ州選手権、はたまたブラジル全国選手権でのリオ勢にも暗い影を落とすようなことがないように、リオ・デ・ジャネイロ州サッカー協会には公平な判断が求められる。

 写真; 試合中止を決めて、ピッチを去るエジウソン・ソアーレス・ドス・サントス氏ら審判団。写真に写る人影を見ても、ナイトゲームができる状態ではないことが安易に想像できる。

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