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Campeonato Paulista 2005 〜サンパウロ州選手権〜

ホビーニョ、レアル・マドリーと正式契約間近?!
 サンパウロ州選手権で現在首位を走るサントス。そのサントスを3年前から支えてきたFWホビーニョが、早ければ来週の半ばにもレアル・マドリーと正式契約を交わすかもしれないと、スペイン各紙が報じている。

 ホビーニョのレアル・マドリー行きは、かねてから噂にはなっていた。だが、ブラジレイロンを制覇し、すでに2005年リベルタドーレス入りが決まっているサントスは、ホビーニョの離脱を是が非でも阻止すべく「2005年7月までは出さない」と明言している。
 おそらく正式に契約されたとしても、最短で今年の6月まではホビーニョはサントスに残る可能性が高い。しかし、そのあとのことは、わからない。マドリー移籍の可能性も否定できない。

 そのレアル・マドリーだが、ホナウド、ラウール、オーウェン、ポルティージョとFWに不足はないはずなのだが…。ホビーニョはレアル入りしたところで、試合に出るチャンスに恵まれるのだろうか。モリエンテスのような扱いにならないことを願う。
 ところでホビーニョに関しては、元を正せばインテルやバルサなど他のビッグクラブが欲しがっていた選手なのだ。そこに「周りが"良い"というものは何でも欲しくなる」というフロレンティーノ・ペレス ( レアル・マドリー会長 ) が介入してきた形で話がふくらんだ経緯がある。ペレス会長の欲は、いつ沈静化するのだろう。

 ホビソン・ジ・ソウザ、20歳。ホビソン・ルイスら他のホビソンという名前の選手と区別するためについた名前が「小さなホビソン」という意味で、ホビーニョになる。17歳でトップチームで頭角を現し、ユース時代からの大親友ジエーゴ ( MF;FCポルト ) とともに、サントスの2002年全国選手権優勝に大きく貢献する。持ち前のスピードと華麗な身のこなしが織り成すドリブルは、緩急に富み、そして鋭い。2004年は、大親友のジエーゴと離れ離れになっただけでなく、己の母親が拉致される事件にも見舞われた。そんな状況でブラジレイロン制覇に大きく貢献したことは、賞賛に値するだろう。


※豆知識… ブラジルポルトガル語では、単語の頭にある R+母音 は、日本語でいう「ハ行」に近い音になる。参考までに、PRIDE で有名なアントーニオ・ホドリーゴ・ノゲイラの "ホドリーゴ" のスペルは、Rodrigo 。格闘家ヒクソン・グレイシーの "ヒクソン" のスペルは、Rickson だ。彼らをそう呼ぶなら、サッカー選手についても同様に呼ぶのが自然だと思われる。
 よって、ラモス ( Ramos ) ⇒ ハーモス。ロマーリオ ( Romario ) ⇒ ホマーリオ。ロナウド ( Ronaldo ) ⇒ ホナウド。ロナウジーニョ ( Ronaldinho ) ⇒ ホナウジーニョ。ロビーニョ ( Robinho ) ⇒ ホビーニョ。と呼ぶほうが自然なのです ( ただし、ブラジルポルトガル語に言及した場合の話 ) 。

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