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Campeonato Paulista 2005 〜サンパウロ州選手権〜

ルシェンブルゴはもういらない。 サントス順調な滑り出し。
第2節 ポンチ・プレッタ 1-2 サントス

 サンパウロ州選手権は、1月22〜23日に第2節が行われた。サンパウロ州のカンピーナスで行われた ポンチ・プレッタ×サントス は、サントスが2-1で勝利をおさめ、同州選手権で開幕連勝。昨年の勢いは今年も健在のようだ。

 昨年の全国選手権を制したその実力は本物だった。サントスは、MFエラーノはアトレティコ・マドリーに、FWホビーニョがレアル・マドリーに、それぞれ狙われていたが、会長が毅然とした応対をみせて、それらを一蹴。目立った主力放出もなく2005年を迎えることができたのだ。
 そして同節では、そのエラーノとホビーニョがそれぞれゴールを決めて、ポンチ・プレッタを退けた。昨年の優勝でイレブンには大きな自信がついているようだった。ルシェンブルゴをレアル・マドリーに吸い取られようと、サントスの強さは揺るがない。

 一方、アウェイのポンチ・プレッタには昨年上半期のような勢いが感じられない。サンカエターノにサントスと相手が悪すぎるとはいえ、開幕連敗スタートとなってしまった。この不調を全国選手権に持ち越さないようにしなければならないだろう。

 そして、かのクラブも開幕連敗スタートになっている。大型補強をしたはずのコリンチャンスである。第2節も格下のマリーリアに0-1と完封負けを喫したことで、まさかの開幕2連敗。順位も20位中19位と不調を極めている。今のところコリンチャンスは、格下との試合ばかりが予定されている。第7節の対サントス戦までにチームを立て直しておかなければ、崩壊の危険も否めないのではないか。

 その他の試合では、リベルタドーレス予備選を翌週に控えたパウメイラスが、MFクラウデシールらのゴールでサント・アンドレを粉砕。試合後、エステバン・ソアーレス監督が「この州選手権は、リベルタドーレスのための予行演習のようなものだ」と語るなど、今季のパウメイラスには堅実なチーム作りをしてきたことがうかがい知れる。
 サンパウロは、両サイドからの攻撃が見事に機能してアメリカSPを下した。前半8分、右に流れたFWジエーゴ・タルデッリのクロスに素早く反応したDFシシーニョの美しいゴールが飛び出すなど、見ごたえ充分の試合内容。エメルソン・レオン監督 ( 元ブラジル代表監督 ) も今年は極めて良い調子と絶賛するなど、今季はサンパウロも非常に楽しみな存在になりそうだ。

 写真右上; MFエラーノ ( サントス ) は、2月9日の対香港戦のメンバーにも選ばれた。セレソンにも毎回選出されるようになって、さらに自信をつけているようだ。
 写真左下; 鮮やかな先制点を叩き込んだDFシシーニョ ( サンパウロ ) 。この男の得点嗅覚は、そのへんの FW 以上だ。

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