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効果的なオーバーラップが多分に期待できそうな、超攻撃的4−3−3。
2004年の南米ベストイレブン決定

 南米最優秀選手がカルロス・テベスに決定したのと時を同じくして、 CONMEBOL は、2004年の南米大陸ベストイレブンも発表した。選ばれた11人で形成されるであろうフォーメーションは、4−3−3。両サイドバックがレオとシシーニョであることから、非常に攻撃的な布陣になったと言えるだろう。また、南米最優秀監督には、オンセ・カルダスをリベルタドーレス初優勝に導いたルイス・フェルナンド・モントージャ氏が選ばれた。

 以下に、選ばれた11人の選手をまとめてご紹介。

CONMEBOL選出の2004年南米ベスト11 GK; ファン・カルロス・エナオ  ( オンセ・カルダス所属 , コロンビア代表 )
 オンセ・カルダス南米制覇の立役者でもある不動の守護神。強面の顔立ちと鋭い眼光で相手に恐怖心すら与えることもあるほど。キーパーにしては背が低いが、持ち前の運動神経で迫るボールを的確に弾き返す。彼の特徴が顕著に現れていた2004年では、一種の貫禄すら漂っていた。

DF; ディエーゴ・ルガーノ  ( サンパウロ所属 , ウルグアイ代表 )
 ルガーノが出場している試合のビデオを見ただけでサンパウロ幹部が彼の獲得を決めたという、特異な移籍裏話をもつセンターバック。多少荒削りなプレイもあるが、それだけルガーノは試合に対して真剣であるということの証だ。サンパウロでは屈強なマンマークや素早いカバーリングで幾度となくチームの危機を救うなど、その際立つ活躍に誰もが脱帽した。

DF; ローランド・スキアービ  ( ボカ・ジュニオールス所属 , アルゼンチン代表 )
 荒々しいプレイの数々もまた、アルゼンチンならではのディフェンス術。百戦錬磨のセンターバックとして、2004年は主にカップ戦にて巧みさを垣間見せた。

DF; レオ  ( サントス所属 , ブラジル )
 果敢なオーバーラップで左サイドの攻撃に厚みをもたせることに長けている。攻めあがるタイミングも申し分なく、2004年はサントスのために幾度となく決定機を演出した。ホベルト・カルロスの後継者と言っても決して過言ではない左サイドバックである。

DF; シシーニョ  ( サンパウロ所属 , ブラジル )
 チームの攻撃時には一寸の迷いもなく駆け上がるこの男は、もはやサイドバックではない。ときに右を深くえぐってアシストを決めるときもあるが、自らでゴールを決めたいという意識が非常に強く、FW並みの得点力を誇る。彼の攻撃参加が、2004年のサンパウロ躍進の原動力になった。

MF; ハビエル・マスチェラーノ  ( リーベル・プレート所属 , アルゼンチン代表 )
 広い視野で試合全体をコントロールできる名ボランチ。まだ若手といえる年齢にもかかわらず、彼のプレイにはすでにベテランの風格が漂う。2004年は、クラブチームに代表にと多忙ながら、質の高いプレイを維持しつづけた。

MF; ルイス・ゴンサーレス  ( リーベル・プレート所属 , アルゼンチン代表 )
 豊富な運動量で動き回り、効果的なアクションで攻撃の幅を広げられる選手。ルチョの存在如何で試合の流れやボール支配率までが変わってしまうことも数多く見られた。他を圧倒する彼の影響力は2004年も健在だった。

MF; エラーノ  ( サントス所属 , ブラジル代表 )
 知将ルシェンブルゴ(レアル・マドリー監督)に、エラーノが出場する日は負ける気がしないと言わしめたほどの攻撃の名手。ドリブルやパスも申し分ないが、何よりもシュートの精度が非常に高くシャドーストライカーとして2004年もゴールを量産した。初のブラジルA代表選出も、彼の評価を高めた一因になった。

FW; ホビーニョ  ( サントス所属 , ブラジル代表 )
 (ホマーリオ+ホナウジーニョ・ガウーショ)÷2。 とあるブラジル人ジャーナリストの頭に浮かんだ数式の答えは、おそらくホビーニョだ。ジンガを交えた緩急のあるドリブルのみだった昨年までの自分から脱皮した2004年は、ダイレクトプレイやラストパスのセンスにも磨きがかかっていた。抜群の得点嗅覚を兼ね備えたゴールハンターとしての評価も、今や鰻のぼり。

FW; ホセ・カルドーソ  ( トルーカ所属 , パラグアイ代表 )
 パラグアイ人らしからぬシュートセンスを持った点取り屋。恵まれた体格を生かしたヘディングは対戦相手の脅威でもある。2004年はメキシコリーグでゴールを量産したことで世間の喝采を浴びた。

FW; カルロス・テベス  ( ボカ・ジュニオールス所属 , アルゼンチン代表 )
 ― 南米最優秀選手としてすでに紹介済みのため、省略 ―

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