ウニオン・マラカイーボ 2-0 カラーカス・イタチャカオ

　ベネズエラ１部リーグは、12月11〜12日にマラカイーボで行われた ウニオン・マラカイーボ × カラーカス・イタチャカオ で、2-0で勝利を収めたウニオン・マラカイーボが前期リーグの王者に君臨した。

　USAの影響を多分に受けているため、国内における一番人気のスポーツが野球という、南米の国としては稀な存在のベネズエラ。フットボールが野球に次ぐ人気スポーツという点では日本と同じである。そんな同国で圧倒的な強さを誇示しているのが、ウニオン・アトレティコ・マラカイーボ だ。先のW杯南米予選でブラジルからゴールを奪ったFWルーベルト・モーランを筆頭に、ベネズエラの代表クラスの選手は、このウニオン・マラカイーボから数多く輩出されている。いわば、ウニオン・マラカイーボはベネズエラ代表なのである。代表選手が大勢所属しているおかげか、ウニオン・マラカイーボは数年前から他を寄せ付けない圧倒的な強さを維持している。このクラブの、ベネズエラでの黄金時代はしばらく終わりそうもないだろう。

　この優勝によって2006年のリベルタドーレス出場権を手にしたウニオン・マラカイーボは、勢いにのって後期リーグも制覇してしまうかもしれない。