ナシオナル・モンテビデオ 0-1 ダヌービオ

　ウルグアイ１部の前期優勝チームと後期優勝チームとが年間王者の座を賭けて争うウルグアイリーグ・チャンピオンシップは、12月16日に行われた。ホーム＆アウェイでない一発勝負に挑んだのは、 前期優勝のナシオナル・モンテビデオと後期優勝のダヌービオ。試合は、接戦をものにしたダヌービオが、栄えある年間王者に輝いた。

　ウルグアイは、トヨタカップ出場経験を持つナシオナル・モンテビデオとペニャロールを中心に展開するリーグであるが、1990年代からダヌービオも台頭し、この３チームが主に頂点を競い合うことが多い。
　ここ３年ではナシオナル・モンテビデオが２度、ペニャロールが１度年間王者に輝いている。ダヌービオは2001年と2002年にチャンピオンシップに出場しているのだが、いずれもナシオナル・モンテビデオの前に敗れ去っていた。そんなダヌービオにとって今年のチャンピオンシップは、21世紀「３度目の正直」の体現でもあった。

　試合は、両者のプライドがぶつかりあう激しい戦いになり、ナシオナル・モンテビデオも幾度となく決定機を作り出したが、得点には至らなかった。後半30分にFWディエーゴ・ペッローネが決めた１点を守り抜いたダヌービオが、激戦を制した。

　1991年以来、実に13年ぶりの年間王者に輝いたダヌービオ。年明け早々に幕を開けるリベルタドーレスでも、その強さを拝みたいものである。

　写真； 2004年の年間王者に輝いたダヌービオ。トロフィーを掲げているのは、今季チームのキャプテンを務めたオマール・ポウソ。