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Campeonato Colombiano 2004 〜コロンビア1部リーグ〜

クリスマスにも神の御加護は無し… モントージャ元監督が銃撃される。
元オンセ・カルダス監督のモントージャ氏 コロンビア国内で銃撃され重体

 2004年のリベルタドーレスで優勝を飾り、先のトヨタカップにも出場して、トヨタカップ終了後にオンセ・カルダスの監督を辞任したルイス・フェルナンド・モントージャ氏が、コロンビア国内で謎の強盗団の襲撃に遭遇。銃弾2発を受け、意識不明の重体になった。

 モントージャ氏は、トヨタカップでFCポルトに惜敗を喫した直後に「家族との時間が欲しい」との理由で監督辞任を表明していた。それから2週間足らずの12月23日に事件は起こった。
 ATMで現金を引き出して銀行を出た直後に、妻が2人組の強盗に襲われた。妻を守ろうとしたモントージャ氏は、強盗団と格闘になった。その際、強盗団が拳銃2発を発砲。うち1発が不運にもモントージャ氏の首付近に命中してしまった。モントージャ氏は病院に搬送されたが、意識不明の重体とのこと。

 コロンビアでは武装集団による殺人や強盗などの凶悪事件が減少せず、依然深刻な上京にある。10年前のW杯USA大会では、コロンビア代表敗退になるオウンゴールを献上してしまったDFアンドレス・エスコバル ( 享年27 ) が、バーで射殺された事例があり、皮肉にもサッカーが犯罪と隣り合わせになってしまっている。
 今回の事件、犯人と思われる男女4人が逮捕されたが、全容はまだ解明されていない。トヨタカップでの敗退を逆恨みしての犯行なのかどうかも不明だが、今回の事件が再びコロンビア・サッカー界に暗い陰を落としてしまったことに変わりはない。
 今後もこのような事件が起こらぬよう、コロンビア政府は犯罪撲滅を徹底すべきである。

 家族との時間を増やしてクリスマスを2日後に控えての悪夢。オンセ・カルダスを世界一に導けなかった元監督は、神の御加護を受けられないのだろうか…。これでは、コロンビアという国のイメージも一向に上がることはない。

 写真左上; オンセ・カルダス前監督のルイス・フェルナンド・モントージャ氏。

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