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Campeonato Brasileiro 2004 〜ブラジル全国選手権〜

2戦で合計8得点のパウメイラスに復調の兆し。
第33節 パウメイラス 3-1 サンカエターノ

 ブラジル全国選手権は、9月28〜29日に第33節が行われた。サンパウロのパレストラ・イタリアで行われたクラシコ・パウリスタ(サンパウロ・ダービー)のパウメイラス×サンカエターノは、現在波に乗っている攻撃陣の活躍でパウメイラスがクラシコを制した。

 8月の第25節以来、勝ち星から見放されていたパウメイラスは、前節の第32節にようやく名門バスコ・ダ・ガマを相手に5-2と圧勝した。その好調な攻撃陣は今節も健在だった。相手は、6位のパウメイラスを上回る勝ち点をキープしている同じサンパウロ州の3位サンカエターノ。接戦が予想されたが、下馬評は見事に覆った。パウメイラスが圧倒的な強さを見せつけた展開になった。パウメイラスはこの勝利によって、そのまま3位を堂々とキープしている。
 一方、久々に土をつけられたサンカエターノ。31節までに5連勝と上々の調子だったのだが、この試合ではパウメイラスの攻勢に後手を踏む状況を強いられた。90分を通じて自分たちのリズムを作れなかったことと、MFマルシーニョが4度ほど巡ってきたチャンスをものにできなかったことが敗因と言えるかもしれない。

 同節、2位のアトレチコ・パラナエンセはアウェイでビットーリアを3-2で下した。一方で首位だったサントスは、インテルナシオナウ相手に1-2と惜敗したため、この瞬間、アトレチコ・パラナエンセが首位に浮上。サントスFC監督のルシェンブルゴは「我々のほうが優勝する可能性が高いのだから、さして心配していない。」と豪語するが、アトレチコ・パラナエンセは非常に好調でチームワークや個々の能力も申し分なく、そう簡単に調子を崩す気配もなさそうだ。この順位交代が後にどのような影響を及ぼすのか、サントスの巻き返しはあるのか、今季の優勝を左右する順位交代になってしまうのか。おおいに注目できるところだ。
 そのほかの試合では、エメルソン・レオン監督就任後一向に勝てなかったサンパウロFCが、パイサンドゥを相手に7-0と大勝した。また、名門バスコ・ダ・ガマは格下パラナーに惜敗を喫した。これで28節のグレーミオ戦以来勝ち星から遠ざかっているバスコ。今のまま調子が上がらないようだとセリエB降格の危機にも直面しかねない。

 写真; 14分、フリーキックで先制ゴールをあげたバイアーノ(2番/DF;パウメイラス)が、チームメイトの祝福を受ける。

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