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Campeonato Brasileiro 2004 〜ブラジル全国選手権〜

フルミネンセ 幸運で勝ち点3を獲得。サンパウロは痛い黒星。
第26節 フルミネンセ 1-0 サンパウロ

 ブラジル全国選手権は、8月21,22日に第26節が行われた。エジムンド、ホマーリオ、ハモンなど日本でも馴染みのある選手が多いフルミネンセは、ホームにサンパウロを迎えた。
 試合は開始早々に動いた。前半3分にホームのフルミネンセが、元ヴェルディ川崎(現;東京ヴェルディ1969)のMFハモンがペナルティエリア左からフリーキックを蹴った。このボールはゴール前でクリアしようとしたサンパウロDFファボンの頭にあたりオウンゴール。意外な形で均衡が破れた。全体的にはサンパウロ優勢の内容だったが、運にも助けられたフルミネンセが1-0で勝利をおさめた。

 フルミネンセには、元ヴェルディのMFハモン、FWエジムンド、そして1994W杯MVPのホマーリオと蒼々たる顔ぶれが揃っているが、彼らが揃って試合に出場したのは、同節でようやく今季3回目。ベストな布陣を組めない状況の中で、なんとかリーグ中位をキープしている感が強い。
 一方、ライバルのサントスとパウメイラスが好調だけに、どの試合も落とせないサンパウロ。必死の攻勢を見せ、幾度となくチャンスを作ったが、オウンゴールで失点したり、シシーニョのシュートがポストに嫌われたりと、とにかく運に見放された試合内容だった。

試合後のエジムンド(フルミネンセ)のインタビュー
 素晴らしい試合とはいえないけど、勝つんだという気持ちはあった。才能と個人技のある選手がいて、ツキも味方してくれたかもね。オウンゴールでの1点しか取れなかったけど、強い気持ちで臨めたし、美しいサッカー以上のものを見せられたと思うよ。



 その他の試合では、首位のパウメイラスが引き分けたため、快勝したサントスがわずか4日で再び首位に浮上した。上記以外で勝ったチームは、クルゼイロ、フラメンゴ、アトレチコ・パラナエンセ、ゴイアスだけだった。同節は引き分け試合が多かったため、順位にもさほど大きな変動は見られなかった。

 写真; 試合後にインタビューを受けるフルミネンセのエジムンド。

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