第14節　サントス 2-1 サンパウロ

　ブラジル全国選手権は7月10日に第14節が行われた。同節は全12戦のうち７試合がダービーという対戦カードの熱い１節となった。

　注目の一戦は、どちらも連勝中で順位も上位につけているサントスとサンパウロの両者が激突したクラシコ・パウリスタ (サンパウロ・ダービー) 。
　首位のパウメイラスに突き放されたくない２位のサントスは、立ち上がりに先制を許すも前半のうちに同点に追いつく。後半どちらも決定機を演出するも得点を奪えず、試合がそのまま1-1のドローで終わりかけた後半ロスタイムに試合が動いた。91分にペナルティエリア付近でFKを得たサントスは、MFヒカルジーニョが左足で鮮やかなゴールを決め、古巣サンパウロを撃沈。サントスがクラシコを制した。

　その他の試合では、首位のパウメイラスがアウェイでアトレチコ・パラナエンセとスコアレスドロー。トヨタカップ経験チームのクルゼイロは、アトレチコ・ミネイロに0-2で敗れた。また、今季不振のフラメンゴは宿敵バスコ・ダ・ガマに0-1で敗戦している。

　写真； 試合終了直前にフリーキックを直接決めたMFヒカルジーニョ (写真中央) に、チームメイトが詰め寄る。